私は現在フリーランスのWebエンジニアとして仕事をしていて、独立して3年目になります。
エンジニアリングについては日々勉強を続けていますが、今回私はWeb開発とは直接関係のない色彩検定の試験を受けることにしました。
理由は、Webエンジニアとして武器(個性)になると思ったからです。
この記事ではなぜWebエンジニアの私が色彩検定の試験を受けようと思ったかについて深堀りして説明します。
- フリーランスの Web エンジニア
- Web エンジニアとして個性が欲しい人
- Web エンジニアとしてなかなか仕事が受注できない人
※ 私の簡単な経歴等はこちらにまとめています。
Index
色彩検定とは?
色彩を知れば、人生が豊かになる
「色」は身の回りのあらゆるところに存在し、その色を見て影響を受けています。
色について勉強すると、様々なところで役立つと言えるでしょう。色彩検定とは色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。
色彩検定とは|色彩検定協会/カラーコーディネーター より引用
文部科学省後援の公的資格で、累計150万人以上の方が受検しているそうです。
色に関する基礎的な知識を学び、その知識を様々な職能に応用することができる資格になります。
ファッション・メイク・インテリア・建築・ウェブデザイン・商品パッケージなど、言うまでもなくデザイン関連の職種の方々が取るような資格です。
なぜ色彩検定の資格が必要だと思ったのか
Web エンジニアの仕事と色彩の知識ってあんまり関係ないじゃん、と思うかもしれません。
実際のところ専門性としてはデザイナーの領域になります。 Web エンジニアが 知っていなくても何の問題もありません。
ではなぜ色彩検定の資格を取ろうと思ったのか。その理由は二つあります。
Webエンジニアとしての個性になるから
Web エンジニアって一口に言えどその中でも専門性は多岐に渡ります。
私はフロントエンドエンジニアなのですが、基本言語だけでもhtml、css、javascript、phpを書きます。
フロントエンドの領域はそこから発展してjQuery、Vue.js、React.js、Nuxt.js、Node.js、webgl、wordpress、環境構築でwebpack、gulp、grunt、バージョン管理でgit、、、あああああああ!ってなるほど多い。笑
正直言うと、これらのエンジニアリングスキル中から自分の得意分野を見つけて自分の個性を見出すのが望ましいです。しかしこれらのスキルではそれぞれに「〇〇の猛者」がいるのも現実。
そこで私は、 Web エンジニアでありながらもデザイン領域である色彩の知見に注目しました。
実際に色彩検定の資格を持った Web エンジニアはそうそうおらず、強い個性になると思ったのです。「色彩に強いWebエンジニア」は武器になる、とそう考えました。
そしてこの個性は、次のポイントにもつながります。
デザイナーから仕事の紹介を受けやすくなるから
私は仕事のほとんどをデザイナーからの紹介で請け負っています。
私のクライアントの属性として多いのは、コーディング、プログラミングをしてくれる人を探しているデザイン会社です。
私はデザインやUI / UXの分野にそこそこの知見があるので、こういった属性のクライアントとお仕事をすると「やりやすい、仕事しやすい」とよく言われます。
分かりやすく言うと、自分のことを「デザインの話が通じるエンジニアさん」と思ってくれているのだと思います。(手前味噌でごめんなさい…
実際に Web エンジニアとして逆の立場だったらどうでしょうか?
Web エンジニアとして Web サイト制作のお仕事をクライアントからいただき、デザインは誰にお願いしよう?と思った時に、 同じくらいのデザインスキルで
- 開発のことはわからないけど普通にデザインのできるデザイナー
- Web エンジニアリングにも知見のあるデザイナー
だったらどちらにお願いしたいでしょうか?おそらく後者の方が白羽の矢が立ちやすいと思います。
Web エンジニアが色彩検定の資格を持つことは、クライアントとしては「デザインにまつわる知識(色彩)があるし、あの人に仕事をお願いしておけば大丈夫」と感じてくれる要因になると思います。
そしてこの個性は、デザイナーからしてみれば仕事を依頼しやすく、 さらには知人にも紹介しやすいエンジニアになると思うのです。
色彩検定を受けようと思ったきっかけ
私は当初、 Web デザインに関する資格や役立つ知見を探していました。 Web デザインに関する資格としては、一部ですが代表的なもので次のようなものがあります。
- 色彩検定
- Illustratorクリエイター能力検定
- Photoshopクリエイター能力検定
- アドビ認定エキスパート
- ウェブデザイン技能検定
- WEBクリエイター能力認定
- HTML5プロフェッショナル認定資格
- CGクリエイター検定
Adobe ツールやプログラミング言語に関する資格については、正直仕事で支えていれば問題ないと思っています。
本当は「UI /UX検定」みたいなものがあれば理想だったのですが。。。
そこにまつわる有名な資格がなかったので、デザインに一番近い領域である色彩検定を受けることにしました。
ただ言われたものだけを作るエンジニアは淘汰されていく
なんか重苦しいタイトルになっちゃいましたが、ちょっと真面目に説明します。笑
人が足りないと言われている Web エンジニアの業界においても、得意分野や個性のないエンジニアは生きづらくなっていくと思います。
正直言うと、基礎的な技術のみでただ言われたものだけを作るようなエンジニアはかなり厳しいのではないでしょうか。
仕様書通りに作れるのは基本で当たり前のこと。今はプラスアルファが求められている時代だと思っています。
実際に Web エンジニアリングの領域は、便利なサービスやAIによって少しずつですが仕事が奪われつつあります。
例えばホームページを作りたい!となった時でも、今では無料で簡単に作れてしまうサービスがたくさんありますよね。
その上で戦うには、自分の得意分野や個性を発揮して専門的な知見から提案できることが大事だと思います。
クライアントとより良いものづくりができ、次の仕事に繋がりやすくなるからです。
まとめ
Web エンジニアが色彩検定の資格を取るわけについてご説明しました。まとめるとこんな感じですね。
- ただ言われたものだけを作るエンジニアは今後厳しい
- Web エンジニアとして個性を持つことが大事
- 色彩やデザインの知見を持つことで仕事の紹介が得られやすくなる
ではでは。