リモートワーク・在宅ワークが多くなった今、 Webカメラの需要が高まりつつありますね。
実際に家電量販店やAmazon、楽天などを見ていても売り切れになっている機種が多々あると思います。
私は今まで MacBook Pro内蔵のインカメラを使っていたのですが、画質や明るさなどにやや不満があり、今回「ロジクール StreamCam C980」というWebカメラを購入しました。
この記事ではこちらのwebカメラのご紹介と、使用感のレビューをしていきたいと思います。
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Logicool StreamCam C980とは?
Logicool StreamCam C980は、2020年4月23日にLogicoolから発売されたWebカメラです。
詳細なスペックは公式ホームページので確認できるとして、大まかな特徴としてはこんな感じのカメラです。
- 画質がかなり優秀
- 被写体が明るく写る
- 内蔵マイクの音質が良好
- Apple製品との相性が良い
- Webカメラとしては高価格帯の商品
これらの特徴を踏まえたWebカメラをお探しの方であれば、十分購入してよかったと思える Webカメラだと思います。
画素数・画質について
画素数はフルHDの1920×1080ピクセルとなっており、最大で60fpsのヌルヌル動く滑らかな動画が撮影できます。
レンズのスペックはf/2.0 – 焦点距離3.7mm、視野角78°(対角)で、オートフォーカスに対応しています。オートフォーカスの反応は若干遅めですが、しっかり反応してくれます。
今まで使用していたMacBook Pro内蔵のインカメラ(HD解像度・1280 x 720ピクセル)と比較すると、かなり明るく鮮明に撮れるなといった印象です。
マイク性能について
個人的にはマイクの性能にはあまり期待していなかったのですが、かなりクリアな音質で録れます。
デュアル無指向性マイク(ノイズリダクションフィルター) を搭載しており、比較的価格の安いWebカメラによくあるどこかこもった印象のような音ではなく、 聞き取りやすいはっきりとした音が録れます。
さすがに Webカメラ+高品質な専用マイクの見合わせにはかなわないと思いますが、これ一台で高画質なカメラと良好なマイクが揃った環境が手に入ると思えば、かなりコスパが良いのではないかと思います。
カメラ三脚が使える
Logicool StreamCam C980には、本体に付属して専用のカメラマウントパーツが付いているので、通常のカメラ三脚にも固定ができます。
Webカメラはディスプレイの上部に引っ掛ける形で固定するタイプが多いと思うので、ちょっと珍しいかもしれないですね。
作業デスクに小さめのカメラ三脚をセットして、三脚にマウントする形で使用すれば、移動の際にかなり便利になるのではないでしょうか。ゴリラポッドなどを使えば、さらに置き場所の選択肢が増えそうです。
もちろん、ディスプレイに引っ掛けて使用するための専用パーツも購入時に付属しています。
専用アプリ「Logicool Capture」が使える
Logicool StreamCam C980は、ロジクール公式HPから無料でダウンロードできる「Logicool Capture」に対応しています。
こちらのアプリを合わせて使えば、 このようなことができるようになります。
- ピクチャーインピクチャー
- 撮影動画への簡単な文字入れ
- YouTube、Facebook Liveなどへのストリーミング対応
- オートフォーカス
- 顔認識してフェイストラッキング(顔を追いかけて画面が動く)
- カメラ設定のカスタマイズ(明るさ、視野、アスペクト比の調整など)
Web会議や配信の機会が多い方は、こちらのアプリであらかじめ設定しておき、その設定を保存しておけば、すぐに気に入った設定が使えて便利です。
SNSへの投稿にも向いている
この仕様もWebカメラとしてはかなり珍しいと思うのですが、カメラを縦置き・横置きできます。ただ単にカメラの向きが変わるというだけではなく、Logicool Captureを使えば撮影できる動画の縦横比を変エルこたとができるので、 InstagramやFacebook などスマホ向けのWebサービスに配信するなどの利用シーンに、すぐに対応できます。
Logicool StreamCam C980の使い方・設定
使い方は説明書がいらないほど簡単です。USB Type CのケーブルをPCに差し込めば完了です。
見え方の確認がしたい場合は、先ほどご紹介した「Logicool Capture」をダウンロードしてインストールすれば見え方を確認することができます。もしくは Google meetなどの Web ミーティングツールを使って確認してもいいかもしれないですね。
zoomでの使い方
zoomでの使い方としては、まず画面下のメニューにあるビデオカメラのアイコン横の、三角矢印マークをクリックします。
カメラの設定画面が開いたら、「カメラ」のところにある選択肢から「Logicool StreamCam」を選択します。カメラからの映像が映ったら設定は完了です。マイクの設定もしたい場合は、 設定画面の「オーディオ」から同様に設定しておきましょう。
なお、「Logicool Capture」で映っている画面を映したい場合には、Logicool Captureを立ち上げていればカメラ設定画面にて「Logicool Capture」という選択肢が出てきますので、そちらをクリックして設定しておきましょう。
Logicool StreamCam C980の価格は?
定価は¥20,350となっています。グラファイト(gr)・オフホワイト(ow)の2色展開となっており、どちらも値段は同じなので好きな方を選んで問題ないと思います。
正直、 Webカメラとしてはかなり高価格な値段設定だとは思いますが、安価なモデルだったりどこぞの無名メーカーのWebカメラを購入するよりも、よっぽどコストパフォーマンスが良いと思います。
付属品について
カメラ本体に加えて、カメラマウントのパーツが1点、 ディスプレイに引っ掛けるタイプのパーツが1点付属しています。
ケーブルは本体から取り外せないタイプのものになっており、 USB Type Cの端子のみになります。 USB Type C が未対応の PC の場合は、変換パーツなどがあるので併せてそちらも購入しておきましょう。
Logicool StreamCam C980の使用感レビュー
ここからは実際に使ってみて良かった点と、気になった点をまとめていきます。
webカメラなのにかなり明るく映る
Webカメラでも侮るなかれ。レンズがf/2.0なので、カメラの設定をいじらずとも、暗めの部屋でもそれなりに明るく映してくれます。
さすがに間接照明のみなどのかなり暗めの部屋だとノイズがのってしまいますが、 それなりに明るい部屋でPCで作業しているようなシーンでは、かなり明るく映してくれると思います。
カメラの角度調整・視点が自在
三脚に取り付けて使えるのもそうですし、ディスプレイに引っ掛けるタイプのフックに取り付けたとしても、カメラの首が左右に振れるような仕様になっているため、かなり自在に撮影してほしい方向を調整することができます。
何より、ディスプレイに引っ掛ける以外に Webカメラを自由に配置できるという点が非常に優れていると思います。
映し方の細かい設定が可能
「Logicool Capture」を利用することによって、カメラの細かい設定ができるようになるのが嬉しいです。私が特に利用するのが、明るさの設定。一度設定してしまえば設定を保存できるので、次回利用する時はアプリを立ち上げるのみでとてもお手軽です。
リモートワークでWeb会議をする時などでは、画面が暗いとそれだけで暗い印象を持たれてしまうケースもあるので、個人的には明るさの調整をすることは結構大切なことだと思っています。
使ってみて気になった点
気になった点としては1点だけ。と言っても、強いて言えばという程度ですが。
webカメラとしてはサイズが大きめ
高さ x 幅 x 奥行き:66mm × 58mm × 48mmなので、一般的な Webカメラと比べると一回りほど大きく感じるかもしれません。シンプルで環境に馴染みやすいデザインなので、それほど気にはなりませんが、カメラを配置したい場所が明確に決まっている場合は、事前に考慮に入れた方が良いかもしれません。
上質なWebカメラで快適なリモートワークを
Logicool StreamCam C980のご紹介でした。
正直、画質を追い求めるとミラーレス一眼カメラなどを接続するやり方がベストなのかもしれませんが、場所をとるし、コンパクトなWebカメラで画質がいいものないかな?という方にはおすすめかもしれません。
おしゃれで高品質な Webカメラが作業デスクにあると、それだけでも仕事のやる気がアップするので良いですよ〜。