私は普段在宅で仕事をしているため、長時間椅子に座って仕事をしています。
新しく椅子を買うまではインテリアショップで買った安い椅子を使っていたのですが、あまり体に合わず疲れがたまりやすくなってので、ワークチェアの購入を検討しました。
検討した結果、エルゴヒューマンフィットという椅子を購入しました。この記事ではどんな椅子なのかをご紹介するとともに、実際に使用してみてどうだったかをレビューしていきます。
Index
エルゴヒューマン フィット(Ergohuman Fit)とは
2015年に発売された、エルゴヒューマンのワークチェアシリーズの中でも比較的新しいモデルになります。「日本人にもフィットするミドルサイズのワークチェア」と謳われており、欧米人よりも体格の小さな日本人の体格に合わせた設計となっているようです。
エルゴヒューマン フィットの可動域
ヘッドレストの角度
椅子に深く座った時に頭の部分を預けられるヘッドレスト。
ヘッドレスは、頭と密着する部分の角度、ヘッドレストと本体とをつなぐアームの部分の角度がある程度自由に変えられます。
腰のサポートの調整
椅子の背中部分の高さを段階的に変えられます。背面についているレバーを持って引き上げることで高さを調整することができます。
腰が当たる部分については3Dにフィットするようになっており、自分で動かすことはできませんが座った時にぴったり腰にくっついてくれます。
この腰の部分があるのとないのでは腰の負担は結構違いそうだなと感じています。
リクライニング角度調整
リクライニングの角度を段階的に調整できます。リクライニングはちょうどいいところで固定しておくことも、 寄りかかったら寄りかかるだけ倒れるようにルーズにしておくこともできます。
リクライニングはかなりの角度まで倒すことができ、 限界まで倒すと椅子で寝れそうなぐらい座り心地がいいです。
私は読書をする時に限界まで椅子を倒して使用しています。
リクライニング強度調整
リクライニングを固定にせず寄りかかった時、どれぐらいの強さで反発するかを調整できます。 限界まで柔らかくするとほとんど抵抗なく寄りかかることができます。
エルゴヒューマン フィットの座面素材
座った時にお尻をつける座面部分の素材は、メッシュ素材かクッション素材の二つどちらかから選択できます。
メッシュ素材
通気性が良いので長時間座っていても蒸れにくいというメリットがあります。しかしエルゴヒューマンの別のモデルを使用している友人が「長時間座っているとメッシュの細かい穴の部分にお尻のお肉がめり込ん痛い。。」と言っていたので、私はクッション素材のモデルにしました。
クッション素材
ふかふかというわけではなくしっかりと弾力のあるタイプのクッションになっています。 通気性はメッシュ素材と比べて劣るかと思いますが、蒸れてしんどいと思ったことは今のところ一度もありません。
エルゴヒューマン フィットの色(カラーバリエーション)
エルゴヒューマンフィットは、座面素材によって選べるカラーが異なります。フレームの色は白と黒の2種類ありますが、こちらの組み合わせは自由に選べないようです。
メッシュ素材タイプ
- グレー / フレームはブラック
- ブラック / フレームはブラック
- ブルー / フレームはブラック
- ホワイト / フレームはホワイト
クッション素材タイプ
- ブラック / フレームはブラック
- レッド / フレームはホワイト
- オレンジ / フレームはホワイト
- グリーン / フレームはホワイト
私は真っ白な椅子にしたかったので、白いクッション素材タイプの白フレームを探していたんですが、そんなモデルはありませんでした。。
メッシュタイプのものでは全て真っ白なものがありますが、私が購入しようとした時は真っ白なモデルはとても人気があったらしく入荷待ちの状態となっていました。
身長はどれくらいが最適なのか
エルゴヒューマンは欧米のメーカーなのですが、エルゴヒューマンフィットは日本人の体格に合わせて設計されています。
エルゴヒューマンの公式サイトでは、日本人の小柄な女性から平均成人男性までにフィットするサイズとされおり、次なような身長のデータを取り上げています。
欧米の平均身長 | 日本の平均身長 | |
---|---|---|
成人男性 | 177.8cm | 171.6cm |
成人女性 | 164.8cm | 158.5cm |
参考までに、私は身長が169cmなのですがサイズ感に関して特に気になることもなく快適に使用しています。
3ヶ月ほど使ってみた感想
実際に買って使ってみてどうだったかをまとめてみます。
10万以下のワークチェアとしてはコスパが良い
ワークチェアは色々なメーカーが出しており、機能性が良かったり可動域が多かったりすることでどうしても値段が張ってきます。
私が購入する際に調べた限りでは、他のメーカーのものだとここまで可動域が多いワークチェアは10万円以上します。エルゴヒューマンフィットは7〜8万円なので、同じような機能性を持つワークチェアとしてはかなりコストパフォーマンスが良い部類に入ると思います。
利用シーンに合わせて椅子を変形できる
集中して作業をしたい時は浅く座るようにセッティング、リラックスして読書を楽しみたいときは椅子を深く倒して使うなど。
単純にワークチェアとしても優秀ですが、利用シーンに合わせてセッティングを変えることでリラックスする椅子としても余裕で使えます。
ヘッドレストの角度調整がどうしてもフィットしない
私の場合、浅目に座った時のヘッドレストの角度がうまくフィットしません。。
これは個人差があると思うので、実際に座って試してみることをお勧めします。
前傾姿勢のサポート機能をつけて欲しかった
高級ワークチェアには前傾姿勢になると座面が傾くような機能があるものがあります。欲を言えばそれが欲しかったですね。ただそうなるとおそらく値段も変わってくると思うので、ここまで安い価格で実現することはなさそうですが。
エルゴヒューマン フィットをどこで買うのが安いか
オンラインショップ比較
エルゴヒューマンのフィットは Amazon、楽天で購入することができます。
記事執筆時点(2018年9月25日)では、どちらも値段は¥75,384と変わりませんでした。
Amazon、楽天のどちらで購入するかは、セールの時期を狙ったり、ポイントの還元率が良い方を選べば良いと思います。
中古で購入するといくらくらい?
エルゴヒューマンフィットはエルゴヒューマンのワークチェアシリーズの中では比較的新しいモデルなので、残念ながら中古ではあまり出回っていません。
運よく見つけられたとしても、他のモデルの中古販売価格から考えるに定価の10%から20%ほど安くなる程度ではないでしょうか。
中古で購入する場合は、高さ調節部分のガス圧や座面のへたれなどを気にする必要があるので、個人的には新品で購入することをお勧めします。
他のモデルとの違い
エルゴヒューマンのワークチェアシリーズの中から、フィットとメジャーなものとの大まかな比較を見ていきましょう。
エルゴヒューマン ベーシック との違い
価格帯や形状が似ていますが、こちらのモデルはフィットよりもだいぶ前から販売されているモデルになります。
実際に店舗に行って試しに座った時に店員さんに聞いた話によると、フィットは「メーカーが以前のモデルの反省点を活かして改良を加えたもの」とおっしゃっていたので、こちらと迷うならフィットを選んだ方が良いでしょう。
フィットとの大きな違いとしては、ランバーサポート(腰が当たる部分)が動かないことと、カラーバリエーションの多さです。ベーシックの方がフィットよりも若干色の展開が多いです。
また、背面にあるフレームはフィットと違いシルバーの金属製になっています。
エルゴヒューマン プロ との違い
こちらはエルゴヒューマンのワークチェアの中では上位機種にあたるもの。
フィットとの大きな違いは、前傾姿勢サポートがあること。 椅子に座って作業している時前傾姿勢になりがちな方はこちらがおすすめなのかもしれません。
私はこの機能が良さがあまりよくわからずこの機能はなくてもいいかな?と判断しました。
カラーバリエーションはフィットよりも多め。値段は少し高くなり10万円程度になってきます。
こちらも背面にあるフレームはシルバーの金属製になっており、ベーシックよりより若干ゴツゴツした感じのデザインになっています。
エルゴヒューマン エンジョイ との違い
こちらはエルゴヒューマンのワークチェアシリーズの中でも比較的リーズナブルなモデル。
フィットとの大きな違いは、ランバーサポート(腰が当たる部分)が無いこと。
個人的な感想としては、このランバーサポートがあるとないとでは座り心地がだいぶ違ってくると思います。
とはいえ値段は安いので、 エルゴヒューマンシリーズが欲しいけど安く抑えたいという方はこちらを選択するのもありかと思います。
「全部真っ白なデザイン」はフィットだけ
真っ白なデザインってお洒落ですよね。(主観的でスミマセン。。)
オンラインショップの在庫状況を見ているとどのシリーズも真っ黒や真っ白などベーシックな色味が人気なようですが、「座面もフレームも真っ白」にしたい場合はメジャーなシリーズの中だと選択肢をフィットだけになります。
私は座面をクッションにしたかったので、泣く泣くグリーンのモデルにを購入しましたが。。
まとめ
エルゴヒューマン フィットはコスパが良く使い心地も快適なので、かなりいい買い物でした。とはいえ高い買い物だったので、これから数年間にわたって使い込んでいきたいと思います。
PC デスクで長時間作業する方は、是非検討してみてください。
ではでは。