こちらの記事では、鎌倉彫金工房での指輪制作の作業工程などをまとめています。
わたくし事ですがつい先日、旅行先の軽井沢にてパートナーにダイヤモンドをお渡して、プロポーズをしてきました。
無事にプロポーズが成功したので、鎌倉彫金工房という指輪工房で結婚指輪・婚約指輪を作ってきました。今回は、その指輪制作の様子をお伝えしたいと思います!
この記事はこんな人向けです。
- 婚約指輪、結婚指輪を自分たちの手で作って思い出に残したい人
- 鎌倉彫金工房がどんなところが気になる人
- 鎌倉彫金工房での指輪制作の流れが知りたい人
ちなみに、ダイヤモンドだけ購入してお相手にプロポーズをする、鎌倉彫金工房の「ダイヤモンドプロポーズコース」はこちらが参考になるかと思います。
Index
鎌倉彫金工房とは
鎌倉の観光地サイドとは反対側の西口にある、街角にひっそりと佇むとてもおしゃれな指輪製作所です。
鎌倉彫金工房では専門スタッフのサポートのもと、結婚指輪・婚約指輪を自分たちの手でイチから作ることができ、思い入れのある指輪を作ることができます。
結婚指輪・婚約指輪作りというイベントを通して、 カップルで楽しい思い出を作ることができます。
体験を重視したいカップルには、まさにうってつけだと思います!
Googleのレビューではかなりの高評価になっており、そのせいか現在お店がかなり予約の取りづらい状況になっているようです。
まずは相談しに行くだけでも大丈夫なようなので、気になっている方は早めに来店の予約を済ませておいた方が良いと思います!
指輪制作の流れ
どんな感じで指輪を作っていくのか気になっている方も多いかと思います。自分も最初はあまりイメージがわきませんでした。
ざっくりした流れは、私たちの場合だとこんな感じになりました。
- ネットで来店する日を予約
- お店に行く
- お店で予約している旨を伝える
- 指輪のサンプルを見ながらヒアリングシートに記入する
- トンカチで練習タイム
- いざ指輪制作!
- 写真撮影タイム
- お会計
ここからは、実際にどういった流れで指輪を作っていくのか、その様子を詳しくご説明していきたいと思います。
ちなみに私たちの場合は、結婚指輪2本と婚約指輪1本を手作りできる「結婚指輪・婚約指輪手作りコース(3本制作)」で作りに行きました。
婚約指輪のダイヤモンドは、ダイヤモンドだけをお相手に渡してプロポーズをする「ダイヤモンドプロポーズコース」で 既に購入済みで、今回はそのダイヤモンドを持ってお店に足を運びました。
まずはネットで来店する日を予約
まずは鎌倉彫金工房のウェブサイトから来店する日を予約します。
現在お店が人気でとても予約が取りづらくなっているようなので、指輪を作ってみようかなと考えている方は、早めに予約しておいた方が良いかと思います。
予約するおすすめの時間帯は、午前中です。少し朝早くなりますが、お昼過ぎまで指輪を作ってから、午後にゆっくりと鎌倉観光ができます!
お店に行く
無事に予約が取れたら、お店に向かいましょう。
鎌倉彫金工房は小町通りなどの観光地とは反対側の西口から歩いて10分程度のところにあります。
江ノ電の踏切近くの街角にひっそりとおしゃれな外観の建物が立っています。
お店で予約している旨を伝える
おしゃれな木造の扉を開けたら、そこはもう「The 工房」といった感じの雰囲気。笑
私たちは午前中の予約が取れず午後の部になってしまったのですが、すでにいくつかのテーブルで数組のカップルが指輪を作っていました。
お店には若いカップルや熟年のカップルなど幅広い世代のお客さんがいました。
お店の方に予約している旨を伝えます。
すると担当のスタッフの方が一人ついて、指輪作りのサポートを始めてくれます。
指輪のサンプルを見ながらヒアリングシートに記入する
まず最初に指輪作りに関するヒアリングシートに記入していきます。ヒアリングシートは一人につき一枚、私たちは婚約指輪と結婚指輪の3本分の記入をしました。
シートに記入するのは、主にこういった内容です。
- 指輪をどの金属で作るか(素材)
- 指輪のデザイン
- 指輪の幅(太さ)
- 指輪の仕上がりの質感
- 指輪のサイズ
- 刻印する文字
各項目で選べる内容は次のとおり。指輪の素材やデザイン、仕上げの質感などにより、制作の工程や制作時間などが変わってきます。
金属(素材) | プラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドから選ぶ。 |
---|---|
デザイン | 甲丸(ツルッとしてる)、平打(平面)、つちめ(凹凸がある)から選ぶ。 |
幅(太さ) | 1.5mm、2.0mm、2.5mm、その他 |
仕上がりの質感 | クリア(ツヤツヤ)、マット(少しくすむ)、ヘアライン(細かい線が無数に入る)から選ぶ。 |
サイズ | お店で測って選べる。 |
刻印する文字 | 英数字などで20文字程度まで。 |
各項目の違いは、実際にサンプルを手にとって見て把握することができます。専門のスタッフが常に一人ついてくれているので、分からないことは質問しまくりましょう。笑
パートナーと相談した結果、私たちはこんな感じの結婚指輪を作ることにしました。
- 指輪の金属: ピンクゴールド
- 指輪のデザイン: つちめ
- 指輪の幅: 1.5mm
- 指輪の仕上がりの質感: ヘアライン
- 指輪のサイズ: 6.5号と9号
- 刻印する文字: 入籍日と相手の名前
婚約指輪の場合はダイヤ選びから
婚約指輪の場合は、リングの部分に加えてダイヤモンドを選ぶ必要があります。
私たちの場合はダイヤモンドを事前に購入してプロポーズしたため、お相手にプレゼントしたダイヤモンドを一緒に持って来店しました。
鎌倉彫金工房でのダイヤモンド選びに関しては、こちらが参考になるかと思います。
婚約指輪も、結婚指輪と同様に金属やデザインなどをヒアリングシートに記入していきます。
結婚指輪と婚約指輪で違いがあるのは、ダイヤモンドをリングにどうやってつけるかという点。ダイヤを爪で引っ掛けてリングに固定するタイプや、ダイヤを縁で囲ってリングに固定するタイプのデザインが選べます。
サンプルのリングのデザインを参考にして、自分たちの指輪の完成イメージを想像してみましょう。
トンカチで練習タイム
どんな指輪を作るか決めたら、道具の使い方の練習タイムが始まります。
ちゃんと練習させてくれますので大丈夫です!! 笑
自分たちが選んだ金属とは別の柔らかい練習用の金属を使って、実際にどんな感じで模様などをデザインするか、トンカチで叩いて練習ができます。
道具の使い方などはここでよく説明を聞いて覚えておきましょう。色々と道具を試してみて、5分から10分程度カンカンとトンカチを打っていると、だんだんとコツが掴めてくるかと思います。
いざ指輪制作!
練習が終わったらいざ本番です。婚約指輪・結婚指輪2本の計3本を二人で同時に作っていきます。
お店の方にリングの素材となる金属の棒を3本もらいます。最初の段階だと、本当にただの金属の棒の状態です!笑
指輪表面の模様作り
まずは表面の模様づくりをしていきます。先ほどの練習工程が早速生きてきます。
私たちが選んだのは「つちめ」と言われる少し凹凸のあるデザインなので、棒の状態の金属をトンカチで叩いて凹凸模様を付けていきます。
実際に叩いてみてわかったのですが、練習の時よりも固い!これは金属にもよりけりだと思うので、お店のスタッフさんに聞いて、本番用の金属の力の入れ具合を教えてもらいましょう。
金属の棒をバーナーで熱する
指輪の正面の叩き入れが終わったら、 専用のバーナーで熱していきます。
ここの工程はお店のスタッフさんと一緒に行います。バーナーに火を点火してもらい、スタッフさんとバーナーを一緒に持って焼きを入れていきます。
金属の棒をUの字に曲げる
まだまだただの金属の棒の状態です。これをまず Uの字に曲げていきます。
少し力がいる作業なので、旦那さんサイドがやってあげると良いと思います。
専用器具を使って輪っか状に曲げる
Uの字に曲げたら、今度は専用の器具を使って輪っか状にしていきます。
これもそれなりに力のいる作業ですが、専用の器具を使えば女性でも大丈夫かと思います。
ある程度まで輪っか状になったら、スタッフの方がピタッとくっつくように最終的に調整してくれます。
バーナーでつなぎ目を接合する
金属の棒が輪っか状になったところで、つなぎ目の部分を接合していきます。
金属のつなぎ目部分のところに、接合用の金属をのせてバーナーで少し炙っていきます。
かなり繊細な作業になりますが、こちらもお店のスタッフの方と一緒に作業するので心配ありません。
接合用の金属が溶けたら、ただの金属の棒だったものがつなぎ目のないリング状になりました。
ハンマーで叩いて綺麗な円にする
とりあえず輪っか状にはなりましたが、まだまだ無骨な金属のリング。ここからハンマーで叩いて、きれいな円の状態に整えていきます。
専用のハンマーをいくつか使い分けて、二人でカンカンとひたすら叩いていきます。笑
この作業は見た目ほど力を使わない作業でした。
この段階で、実際の指輪のサイズに調整していきます。専用の金属の棒を使って、サイズを測りながら完成形の指輪のサイズに近づけていきます。
ひたすら磨く!
かなり完成形に近づいてきましたがまだまだ手作り感満載の状態。ここからひたすら磨いていきます。
専用の工具をお借りして、指輪を優しく削っていきます。金属の棒で削ったり、紙やすりで削ったり。丁寧に削っていくと、だんだんと金属本来の輝きが見えてきます。
お店のスタッフの方にチェックをお願いして、仕上がりを見てもらいます。最終的にお店の方に洗浄してもらったり綺麗にしてもらったりして、 売り物のようなリングの仕上がりになります。
表面の質感を作る
私たちは指輪の表面デザインを「ヘアライン」に選択したので、ここから表面の質感を出していきます。
専用の硬いスポンジのような道具に、指輪を擦り付けていきます。自分たちの理想の質感になるまでゆっくり丁寧に擦ります。
ここまでで、自分たちでできるリング本体の製作作業は完了です!
オプションで誕生石などを入れる場合は石を選ぶ
オプションでリングに誕生石やダイヤモンドなどを装飾したい場合は、この段階で選べます。
相談した結果、私たちは婚約指輪に小さなダイヤモンドを4つ装飾でつけることにしました。
誕生石やダイヤモンドは、いくつどのようにどんな間隔でつけるかなど自由に選ぶことができます。
石の値段もこの時に教えてもらうことができ、予算に合わせて相談しながら決めることができます。
ダイヤモンドは高いかなと思ったのですが、一つ数千円とそこまでびっくりするようなお値段ではなかったです。
石の装飾作業はさすがに緻密な作業になってしまうので、装飾する工程は自分たちではできないようです。お店の方にお願いして、後日受け取りするような流れになりました。
文字を刻印する場合は伝えておく
指輪の裏側に文字を刻印することができるので、刻印する文字の内容を紙に書いて伝えます。
刻印する文字は20文字程度まで可能で、大文字アルファベット、数字、簡単な記号などが使えます。
私たちは相談した結果、入籍した日付とお相手の名前をそれぞれの指輪に刻印することにしました。
ちなみにこの工程もお店の方に行ってもらいます。さすがに初心者が指輪の刻印なんてできないですもんね…笑
そしてここまできたらついに…!
完成!!
以上で指輪の制作作業は終了です!!達成感がやばいです。笑
お店のスタッフの方が、完成した指輪をおしゃれな木箱に入れて持ってきてくれます。金属の棒から自分たちで作ったとは思えないような仕上がり!
写真撮影タイム
完成したら記念に気が済むまで写真をとっておきましょう!私たちはそれはもう撮りまくりました。笑
撮影用の木箱に入った状態で写真が撮れるのですが、この木箱がお花がたくさん入っていてとてもおしゃれで、普通にこの箱も欲しかったです。笑
お店の方にお願いすれば撮影してくれますので、出来立てほやほやの指輪をつけた状態で二人並んで写真を撮ることもできます。
なお、婚約指輪は本チャンのダイヤと合体するのと、装飾品を施すため一旦お店にお預けすることになりました。しばしのお別れですね。
お会計
一通り撮影を楽しんだら、お会計を済ませます。
指輪のお値段は、完成した指輪本体の重さを秤で測って、金属の時価から計算して決まるようです。指輪を一つずつ重量計に乗せて、重さを測ります。
その他に指輪の制作サポート料と、オプションで装飾品を選んだ場合は、そのお値段もプラスされます。明確な予算がある場合は、ヒアリングの時にスタッフさんに相談しておくことをお勧めします。
指輪制作でかかった時間
指輪制作自体にかかった時間は、3時間ほどでしょうか。トータルでかかった時間は、13:30にお店を来店して18:00くらいにお店を出たので、だいたい4時間半ほどでした。
ちなみに私達は婚約指輪・結婚指輪2本の計3本を作って大体これぐらいの時間なので、参考にしてみてください。
ちなみに、じっくりこだわって作っていても時間でお店の方に急かされるようなことはなかったです。 一生ものなので、その後に別の予定などは入れず、焦らずにじっくり作れるよに配慮しておくことをお勧めします。
指輪制作でかかった費用
私たちが作った指輪でトータルでかかった費用は、制作費、金属素材費、装飾品などトータルして、大体10万円強になりました。※ 婚約指輪のダイヤは別途購入済みです
単純に相場と比べると、リーズナブルに抑えることができたんじゃないかと思います。
費用は人それぞれになってしまうかと思いますが、自分たちの手で指輪を作るという体験を通して、値段とは別の思い出が価値になるので、正直かなりオススメできます!
詳細な費用が知りたい場合は、公式HPでご確認いただくか、実際に店舗に行ってみて相談してみましょう。
鎌倉彫金工房の公式Web サイトはこちら
【レビュー】鎌倉彫金工房で指輪を作ってみた感想
指輪作りがめちゃくちゃ楽しかった!!
結婚指輪、婚約指輪を思い出に残るものにしたいカップルにはかなりオススメです。
好みのブランドの指輪を買うのもいいと思いますが、「ただ指輪を購入して終わり」だけだと味気ないなと思うなら、ここでの指輪制作はかなりお勧めできます。
制作体験を通して、結婚指輪、婚約指輪がかなり愛着の湧く指輪になります!
また、手先が器用でない人でも、お店のスタッフが常についていてくれて親切丁寧にサポートしてくれるので問題ないと思います。
最終的に売り物と変わらないようなクオリティにまで引っ張ってくれるので、安心して身を任せておきましょう。笑
少し長丁場になるので疲れますが、終わった後の満足感は凄まじいです。二人で、自分たちの手で納得のいく指輪を作ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
鎌倉彫金工房のネット予約はこちらから
結婚指輪、婚約指輪を考えている方は、ここで指輪と素敵な体験をお相手にプレゼントしてみるのはいかがでしょうか?
指輪を作る時の注意点
鎌倉彫金工房で実際に作ってみてわかった、指輪を制作する際の注意点をご説明します。
当日は時間に余裕を持っておこう
焦って指輪を作ることになってしまうと色々と後悔することになってしまうと思うので、当日は時間に余裕を持っておきましょう。
指輪作りの後には予定を入れず、余った時間は鎌倉の観光なんかに使うもいいかと思います!
ダイヤモンドを事前に購入した場合はダイヤのケースを持って行く
基本は手ぶらでお店に行って大丈夫なのですが、「ダイヤモンドプロポーズコース」でダイヤモンドを事前に購入していた場合は、購入した時に同時に貰ったダイヤのケース(ダイヤの品質や状態が記載されているもの)を持って行きましょう。
私はこれを忘れてしまったのですが、後日お店に郵送することも可能なようなので、忘れてしまっても焦らなくて大丈夫です。
早めに予約をしておこう
鎌倉彫金工房はレビューが高く、予約が取りづらい状況が続いているため、早めに予約しておくことをお勧めします。
まずは相談だけしに行くことも可能なようなので、予定が立っている場合は早めに予約しておきましょう。
相談しに行くだけの場合は予約時に備考欄などに「ご相談だけさせていただきたいです」など記載しておくとベターかと思います。
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指輪を作った後は鎌倉観光がおすすめ
指輪を作った後に時間が余ったら、周辺の観光スポットがおすすめです!
鎌倉は綺麗なビーチや歴史のある建造物、食べ歩きのできる商店街や風情のある竹林など、1日で回りきれないほど観光スポットがたくさんあります。
私たちは指輪を作り終るのが遅い時間になってしまったのですが、由比ヶ浜に寄って海岸で夕日を見ながら少しおしゃべりして帰りました。
まとめ
鎌倉彫金工房での 指輪作りの様子をお伝えしてみました。
指輪作りという体験を通して、ただ購入するだけでは味わえない、思い出に残る結婚指輪・婚約指輪を手に入れてみてはいかがですか?
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アクセス
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