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【冬キャンプ】 真冬でも快適に眠りたい!寒さ対策のアイデア・キャンプギアまとめ

冬でもキャンプに行きたい!!

冬のキャンプは空気が澄んでいてとても気持ちが良く、キャンプ場は人が少なくて静かにキャンプを楽しみたい人にはとてもいい環境です。

しかし、冬のキャンプ場では時にテントが凍るほどの厳しい寒さになります。

でも眠る時ぐらいは暖かくして快眠したい・・・

これは誰もが思うことかと思います。。何も対策せずに冬キャンプに行くと、寒くて寝れない・・・となってしまい、トータルで見るとキャンプを楽しんでいるとは言えない状況になってしまいます。

そこで今回は、真冬でも快適に眠ることができるアイディアや、手軽に防寒対策に使えるキャンプギアをまとめたので、ご紹介していきたいと思います。

FP(フィルパワー)が高くダウンの量が多い寝袋を選ぶ

FP(フィルパワー)とは、シュラフ・寝袋の暖かさの指標になる数値のこと。FPフィルパワーが高ければ高いほどダウンの質が高く、寒い環境でも暖かく眠ることができます。 

ダウンの品質は、「フィルパワー(FP)」という単位で表示されます。ダウンが持つ「かさ高さ」を数値に表したもので、数値が高いほど高品質とされます。一般的には550~700FPが良質ダウンとされていますが、モンベルの「EXダウン」は800~1000FPを実現しています。わずかな重量で極めて高い保温力を持つことができるため、同じ暖かさのダウンジャケットを作ろうとした場合でも、極めて軽量な製品を生み出すことが可能です。

引用:モンベル|世界最高品質「EXダウン」で冬を暖かく、快適に
フィルパワーは大抵の寝袋に記載されている

写真の寝袋のFPは800になっています。たいていの寝袋にはこのフィルパワーが記載されているので、用途にあった寝袋を選ぶことが大切です。

冬キャンプにおすすめのシュラフ・寝袋

※ カラーバリエーションのご確認はリンク先からご確認ください。

冬キャンプのFP(フィルパワー)はどれくらいあればいいの?

こればかりは体格によって個人差があるのですが、12月〜2月の真冬の冬キャンプを楽しみたいのであれば、それなりに高い性能のシュラフが必要です。参考例として私は、

  • 身長170程度、体重50キロ程度の痩せ型
  • 末端冷え性(特に足先がすぐに冷える)

といった感じなのですが、モンベルの店舗で店員さんに「真冬の寒い地域での冬キャンプでも快適に眠りたい」と相談させていただいたところ、800FPであればまず間違いないでしょうとおすすめされました。

実際に購入したシュラフはこちらになります。

FPは800で、ダウンの量がより多く入っている #1 を選びました。

値段を見てびっくりしたのですが性能の良いシュラフはやはり高いですね。。しかし高品質なのでずっと使えるだろうと思ったのと、少しケチってグレードを下げて購入して実際にキャンプに行ったら寒かったという失敗をしたくなかったので、思い切ってこちらを購入しました。

とはいえ、 なかなかすぐに購入できる値段ではありません。そこで、フィルパワーの物足りないシュラフでも、暖かさを底上げするアイデアをいくつかご紹介します。

インナーシーツを併用する

インナーシーツをシュラフの中に敷くと、シュラフの中の保温性を少しあげることができます。

インナーシーツを選ぶときは、伸縮性や大きさをしっかりと確認しておくと良いと思います。暖かくても寝心地が悪くなってしまうと眠れない、なんてことにならないように、ご自身の体格にあったインナーシャツを選びましょう。

アウトドアショップなどでは、寝袋のコーナーに一緒に置いてあるケースが多いです。店員の方にお願いして、店頭で試しに包まらせてもらうのも良いと思います。

冬キャンプにおすすめのインナーシーツ

シュラフカバーを併用する

インナーシーツは寝袋の中に敷くものですが、シュラフカバーは寝袋の外側を覆うカバーになります。

シュラフカバーを選ぶときは、

  1. 防水性
  2. 透湿性
  3. 保温性

の3つに気をつけると良いでしょう。

防水性は、テントの結露からシュラフを守るためにも重要な点です。冬のキャンプではテントの室内外の気温差によって、場合によってはテントの中まで濡れてしまうケースがあります。ダウン素材のシュラフは濡れるとダウンの性能が下がってしまうので、シュラフカバーで水濡れからしっかり守りましょう。

透湿性に関しては、寝汗をよくかく人には重要かもしれません。寝袋内の透湿性が悪いと、寝ている時の汗をうまく外に逃すことができず、かえって寝心地を悪くしてしまいます。

最後に保温性。防水性・透湿性を考慮した上で、 保温性を上げることができる素材を選びましょう。

冬キャンプにおすすめのシュラフカバー

コットを使う 

コットを使うことで、地面からの距離を離して冷気を直接感じないようにすることができます。

冬は地面からの冷気がとても冷たく、これをいかに制するかが重要になってきます。地面からも距離をとることで体感温度はかなり変わります。 

コットには高さ別で「ハイコット」と「ローコット」があります。コットの重量や使っているテントに合わせて選ぶと良いでしょう。

なおコットを選ぶ際は、ご自身が利用しているテントに収まるどうかしっかり確認しておくことをお勧めします。インナーテントの床面積に対してコットが収まるとしても、入り口部分が狭くてコットが入らないという事態も起き得ます。私は実際にこのパターンでコットを買い直した友人を目の当たりにしています。。笑

冬キャンプにおすすめのコット

キャンプ用マットを使う

モザンビークのマット

地面からの冷気を防ぐために、寝袋の下にマットを敷くのも有効な手段です。

キャンプ用のマットは各メーカーから発売されており、どれを選んでも正直そこまで違いはないとは思うのですが、以下の2点のみ注意して選ぶと良いと思います。

  1. 凹凸がしっかりしていること
  2. 銀色の面があること

凹凸がしっかりしていることで、固い地面で寝た時のあの「翌日の身体の痛さ」から逃れることができます。

また、銀色のアルミの面があることで熱を反射することができ、体感温度を上げることができます。

銀マットの裏表、どちらを上にすれば良いか?

冬は銀色の面を上(表)にします。銀色のアルミの面は、熱を反射する効果を持ちます。 

地面からの冷気を遮断仕様と銀色の面を下にしてしまうと、せっかくの恩恵が受けられないので気をつけましょう。

冬キャンプにおすすめのキャンプ用マット

毛布・ブランケットを使う

Oregonian Camperのブランケット

毛布やブランケットは色々と応用が利くアイテムです。

寝袋の中や上に敷いて保温性を高めたり、寝袋の下に敷いて地面からの冷気を遮断するのに役立てたりすることができます。

ブランケットであれば、焚き火をしている時やご飯を食べている時などにも使えるのでとても便利です。

冬キャンプにおすすめのブランケット

湯たんぽを使う

湯たんぽを使うのも有効な手段です。保温性を上げるのと同じくらい、温かいものを取り入れることも重要です。

お湯を沸かす手間はありますが、寒くなりやすい足元などに湯たんぽを入れておくととてもポカポカです。

しかし、湯たんぽを使う場合には以下の点に注意しましょう。

  1. 絶対に漏れないように配慮する
  2. 朝方には冷えてしまう場合もある

シュラフで使うおすすめの湯たんぽ

貼るカイロを活用する

シンプルな方法ですが、この方法が一番効果的かと思います。 カイロを貼る位置は、首・背中・ お腹・腰・足が効果的だと言われています。 あまりたくさん貼ってしまうとかえって暑苦しくなってしまうので、私はいつもお腹と腰、足の3箇所に貼っています。

低温火傷を避けるためにも、貼るカイロは地肌には貼らずアンダーウェアなどの服の上に貼るようにしましょう。なお、カイロには「高熱」と書かれたよく温まるタイプのものがありますが、高熱カイロは事前にご自宅などでテストしてから使うことをお勧めします。

冬キャンプにおすすめの貼るカイロ

ハクキンカイロを使う

ハクキンカイロとは、 燃料(ベンジン)入れて使うタイプの、繰り返し使えるカイロになります。

通常の使い捨てタイプの貼るカイロとの違いは、熱量と持続時間。熱量は貼るカイロの約13倍で、 燃料一回分(25cc)で約24時間もつとされています。

ハクキンカイロの正しい使い方は、ハクキンカイロの公式HPでチェックしてみましょう。使う時は、必ず専用の袋に入れて利用してください。

足用カイロを活用する

シュラフで寝ているとどうしても足先が冷えてしまうという方には、足用カイロがおすすめです。

通常の貼るカイロとの違う点は、足の形にフィットしてくれるという点です。足裏に貼るタイプのものは、足の形になっていて、足裏全体を暖めてくれます。

足用のカイロと、この後ご紹介するソックス型のダウンカバーを併用すると、足元が本当にポカポカです。

冬キャンプにおすすめの足用カイロ

ソックス型ダウンカバーを使う

シュラフのようなダウン生地でできたソックスカバーです。末端冷え性の私は、これがあるだけで足元の暖かさが段違いに違うように感じます。

シュラフのように収納サイズがとてもコンパクトになるので荷物にならず、気軽に持って行くことができます。

足先が冷える方は、通常の靴下 + 足用のカイロ + ソックス型ダウンカバーの組み合わせで冬キャンプに臨めばまず間違いないです!

冬キャンプにおすすめのソックス型ダウンカバー

二重構造のテントを使う

モンベル ムーンライトテント 2型 TN

冬に最適なテントを選びましょう。冬に最適なテントとは、

  • シングルウォールではなくダブルウォール
  • 結露しにくい生地
  • 風が入りにくい構造

であること。

二重構造(ダブルウォール)であれば、テントの生地と生地の間に空気の層ができ、テント内の室温を暖かく保つことができます。

また、結露しにくい生地(コットンやTC・VC素材)を使うことで、テントの中に結露がポタポタ垂れてくるのを防ぐことができます。

ワンポール型の ティピーテントなどは テントなどは風が侵入しやすいので、テントと地面の隙間を塞ぐスカートが付属するものを選びましょう。

冬キャンプにおすすめのテント

とにかくしっかり着込む

これまでご紹介した防寒対策をすべて試してもまだ寒いと感じる方は、そもそも眠る時に着ている洋服を見直す必要があるかもしれません。

眠る時用の暖かいダウンを上下セットで用意しておくのもアリだと思います。収納するとコンパクトになるので、そこまで荷物にならないと思います。

空気の澄んだ冬のキャンプ場で快適な冬キャンプを

極寒地のキャンプ場では特に防寒対策が必要になるので、念には念を入れてしっかりと準備をしましょう。

今回ご紹介した中で対策すると特に効果的なのは、シュラフとテントを冬でも使える物にすることだと思います。

ご自身に最適な防寒具を選んで、安全に冬のキャンプを楽しんでくださいね。

※ この記事は、今後新たなアイディアや画期的なキャンプ防寒対策ができるキャンプギアが見つかり次第、随時更新していきます。