Freelance

とある現役フリーランスエンジニアの一例【経歴・仕事内容・スキル】

この記事では、私がエンジニアとして独立するまでの簡単な経歴と、現在のお仕事の内容についてお話しします。あんまり自分語りは得意じゃないんですが、なぜエンジニアを目指すことになったかについてもまとめてみました。

私について簡単に自己紹介すると、

著者 について

Webエンジニア

独立して3年目

こんな感じです。

独立する際の経緯に関しては、下記にまとめていますので気になる方はこちらも読んでみてくださいね。

【フリーランスになりたい人向け】Web制作会社を退職してフリーランスになった話 - 前編フリー ランスになりたいという方に向けて、現役フリーランスエンジニアが独立した時のことをまとめてお伝えしています。(前編)...

経歴

あんまり昔の頃から書いていっても仕方がないので、大学を卒業したあたりから書いていきます。

就職浪人して公務員を目指す

時は就職氷河期時代・・・4年生の大学を出て、見事に就職浪人。時代背景もあり、こんな世の中じゃ好きなことをしてお金を稼ぐなんて夢のまた夢、生涯安定して暮らせるであろう公務員になるしかない!という甘チャンな考えで、当時は公務員を目指していました。

もともと勉強することは好きなタイプだったのですが、公務員試験の科目の多さにはさすがに気が滅入りそうになりました。一般教養、政治、憲法、法律、経済、経営・・・今思い出すと吐きそうなくらい勉強していました。笑

なんとか筆記試験をパスし一次面接、二次面接・・・と進み、最後の最終面接まで来ました。 パッション100%で挑んだ最終面接の結果は、まさかの不合格。

面接では伝えたいことはすべて伝えきったという自信があったので、ここで落ちてしまうということはもう自分にはそもそも向いていない仕事なんだろうなときっぱりと諦めがつきました。

しかし社会に出てバリバリ働きたいというモチベーションはお亡くなりになり、 目標を失ってしまった状態。とりあえずバイトでもしておくか、ということでフリーターの道に突入します・・・

バイト三昧のフリーター生活

どうしよう。いい年こいて自分に向いている仕事が全くわからない。

とりあえず短期間で自分に向いている仕事は何か?を見つけるべく、この時は単発や短期で色々な業種のバイトをしていました。

コンビニ、倉庫作業、ティッシュ配り、銭湯の受付、スーパー、ブライダル、クレジットカードの新規開拓、看板持って立ってるだけの人、着ぐるみの中の人、 お弁当にバランを乗せるだけの人、いびつな形のパンをラインから弾く人・・・など。業種も作業内容も本当にバラバラですね。 

この時に一番精神的に堪えたのが倉庫作業や、誰でもできる単純作業系の仕事でした。ずっと同じ作業をしているので本当に時間が経つのが長く感じ、何度時計を見ても時間が進んでいないので、近くでディオがThe Worldを発動しているんじゃないかと思ったくらいですw

このときの経験で自分には単純作業やルーティン作業に向いていないんだとわかりました。

逆に自分に向いているんじゃないかな?と思う仕事も見つかりました。クレジットカードの新規開拓のお仕事では、かなりの営業成績が出せていました。この時の経験から、次に営業職として就職活動を始めます。

ブラックIT系ベンチャーの営業職

大学を卒業してからそこまで年月が経ってないこともあり、第二新卒という枠を利用して、どうにか IT系ベンチャー会社の営業職として正社員雇用が決まりました。 しかしここでも挫折を味わうことになります・・・

モチベーションMAXでスーツを羽織りいざ入社してみたら、 皆バリバリ体育会系な考え方の持ち主ばかりでスポ魂カルチャー。働きすぎて体調を崩して倒れる人もちらほら。任されるのは理不尽なお仕事ばかり。 社長の鶴の一声ですべてが変わる。そんな会社でした。

まあいわゆるブラック会社ってやつですね。

ただ当時は社会に出たばかりだったので、世の中の会社はこういうものなのか!と絶望していました。笑

唯一の救いは会社に外国人のエンジニアが数名いたこと。私は元々英文科で、拙い英語ながらも外国人とコミュニケーションをとることが好きだったので、よく一緒にランチに行ったり飲みに行ったりと仲良くしてもらっていました。今はもう疎遠になってしまったのですが、当時はものすごく救いになっていました。

しかしやはり自分にはこの環境で続けることは難しく、ストレスで押しつぶされそうになり、結局は入社してわずか半年で辞表をしたためる事となりました。辞めるの早い・・・笑

Webエンジニアになるべく勉強を始める

年齢的にも後がないなと感じ、再度自分を見つめ直すことにしました。そこで気づいたのが、 好きなことを得意な事にすれば仕事が続けられるのではないかということ。

私は元々ものづくりが好きでした。工作をしたり、作曲したり、とにかく何かオリジナルのものを作るということが大好きで、もし自分の作ったものが世の中に出たり社会的な評価を受けたりできたらそんなに嬉しいことはないなと考えました。

そして、学生時代に趣味でWebページを作っていてそれがとても楽しかったという経験から、Webエンジニアをやってみよう!と決意します。数あるクリエイティブ職の中でも、自分に向いていそうだなと感じたからです。

当時はまだオンラインで勉強できるような環境がとても少なく、勉強方法のノウハウもあまり把握できていなかったので、手っ取り早く情報を入手できるプログラミングスクールに通い始めました

そこで約半年間ウェブサイトの作り方やツールの扱い方、デザインのノウハウなどを学び、 卒業するかしないかのタイミングでエンジニアとしての就職活動を始めました。

そして無事都内の Web 制作会社にフルタイム勤務のアルバイトとして採用が決まりました。 ここがWeb エンジニアとしてのデビューです。

未経験アルバイトコーダーから正社員フロントエンドエンジニアへ

最初に配属になったのは、色々な企業の Web サイトの運用を任されている部署でした。

運用業務を通じてhtml、css、たまにjsを書くような仕事です。技術的な基礎についてはWebスクールで勉強していたものの、やはり仕事となると勝手は違い、最初は苦労の連続でした。

特に苦戦したのはバージョン管理ツールでした。 しっかりと理解して使いこなせるまでに時間がかかり、最初の頃は先輩や同僚にだいぶ迷惑をかけてしまったなと反省しています・・・

この部署で約1年半、仕事を通して勉強させていただきました。残業が月に90時間を超えた時はさすがに死ぬかと思いましたが、精神的には不思議と楽しめていた気がします。ものづくりをしている!ものづくり楽しい!という感覚が、きっとモチベーションになっていたんだと思います。

そして今度はクライアント先へ出向することが決まり、これをきっかけに晴れてフロントエンドエンジニアとして正社員になることができました。

大手デザイン会社に常駐する

常駐先として決まったのは、大手のデザイン会社でした。

業務内容は今までの Web サイト構築業務とは一変し、プロトタイピングや、アイデアブレスト、モックアップの制作、 UI /UXの提案・調査、ユーザテスト、Web アプリケーションの制作、LP制作などをしていました。

今まで小手先だけで少しだけしか書いていなかった JavaScript をゴリゴリ書くようになりました。UI /UXの提案では、実際にコードを書いてモノを見せて提案することが多く、その結果アニメーションやインタラクション実装などが得意分野となりました。そして、周りの優秀すぎるデザイナーさんたちにデザインの基礎を教えてもらったりなどもしました。

この時の経験が、のちにフリーランスのエンジニアとして仕事をして行く時の武器に繋がります。

サウンドデザインの仕事も任されるようになる

実は趣味でずっとDTMで作曲をしていたのですが、常駐先に行ってこの事をお話しすると、案件として需要があるのでぜひ仕事としてやって欲しいという依頼をされました。

今思うと神対応だったのですが、常駐先で仕事として作曲、サウンドデザインができるように常駐先クライアント会社の経費で機材を一式揃えてくれたのです。

こうしてエンジニアのデスクになぜか鍵盤が置いてあるというわけのわからない席が誕生しました。笑

それからというものの、今までの Web のお仕事と並行してサウンドデザインのお仕事も任せてもらえるようになりました。サウンドのお仕事は主に動画に合わせた BGM の作成、効果音の作成といった内容がメインです。

仕事の割合としてはだいたいWeb6割 / サウンド 4割くらいの感じでした。

副業を始める

常駐して少し経った頃から、周りのデザイナーさんから副業の誘いを受けるようになりました。「実はプライベートでこんな案件を持っているんだけど手伝ってもらえないか」みたいな感じのノリです。 

副業は会社(本社)的に NG だったのですが、にメインの仕事の傍ら、バレないようにWeb サービスの制作やLP制作などの仕事を副業としてこっそりとやっていました。

そして副業を順調にこなせるようになると、いよいよ独立の道を考え始めます

お世話になっていた会社を辞めて個人事業主として独立

そして常駐してから約3年半後に、個人事業主として独立することになりました。未経験として Web エンジニアになってから5年、不安もありましたが周りの後押しもあり、最後は勢いで独立しました。笑 

ここにくるまでに色々ありましたが、公務員を目指していた頃はまさか将来エンジニアとして独立しているとは夢にも思わなかったです。笑

現在の仕事内容 / スキル

2019年8月現在、フリーランスとして独立して約一年半になります。私が今どのようなスキルセットでどんな仕事をしているか簡単に記録します。

※ 個々のスキルについては実績ベースで載せています。スキルレベルについてはここでは割愛しておきます。

Webエンジニア

仕事内容

Webサイト構築、wordpressテーマ制作、LP制作、プロトタイピング、モックアップ制作、 UI /UXのご提案、Web アプリケーションの構築、新規Webサービス構築、ブランディング支援、Web講師 など。

スキルセット

html5、css3、scss、javascript、jQyery、Vue.js、Nuxt.js、three.js、php、wordpress、grunt、gulp、webpack、git、subversion、SEO対策、アクセシビリティ対応、モーションデザイン

サウンドデザイン

仕事内容

BGM制作、効果音制作、サウンドロゴ制作、ブランディング支援 など。

スキルセット

作曲、編曲、mix、mastering

ブロガー

仕事内容

ブログ執筆、アフィリエイト収益化

スキルセット

ブログパーツ制作、Google Analytics

まとめ

フリーランスとして働くまで紆余曲折ありましたが、今はエンジニアリング、サウンドデザイン、ブログ執筆の3本の軸で楽しく仕事ができるようになりました。

フリーランスとしての働き方は、今非常に注目されている働き方です。ネットでも様々な体験談がありますよね。私も自身がフリーランスとして経験したことについては、今後も発信し続けていこうと思っています。

ではではノシ

【フリーランスになりたい人向け】Web制作会社を退職してフリーランスになった話 - 前編フリー ランスになりたいという方に向けて、現役フリーランスエンジニアが独立した時のことをまとめてお伝えしています。(前編)...