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フリーランスのWebエンジニアが営業せずに仕事を得る6つのコツ

私は2018年4月にお世話になっていた Web 制作会社を退職し、個人事業主のフロントエンドエンジニアとして独立しました。

この記事を執筆している時点で、独立してから約3年が経ちます。周囲の支えもあって、おかげさまでお仕事に恵まれ、とても順調なフリーランスとしてのスタートをきることができました。

著者 について

  • Webエンジニア
  • 独立して3年目

フリーランスのエンジニアはどうやって案件を取ってきているのか

独立してからよくこう聞かれます。「どうやって仕事を取ってきてるの?」「営業活動もしているの?」「今まで開発しか行ったことないのに営業大変じゃない?」と。

確かに独立する前は私も同じような疑問や不安を抱いていました。

案件のほとんどが知人からの紹介

私が独立してから今までに携わらせていただいた案件は、実に90%ほどが知人からの紹介によるものです。

どんな人から紹介してもらっているかというと、 デザイナー、エンジニア、ディレクター、プロジェクトマネージャー といった職業の方々が声をかけてくださっています。その中でも特に多いのはデザイナーからの相談、紹介です。 

世の中は今本当にエンジニアが不足している

どこかの人材サービスのキャッチコピーのようなタイトルになってしまいましたが、本当にそうです。 基本的に人が足りてないんです。

フリーランスになって一年半が経ちましたが、周りで見てきたプロジェクトのほとんどがエンジニアが不足している状態でした。

しかしそういった企業、プロジェクトでは、人が足りてないからといっていざエンジニアの募集をして採用しようとなると、 急に慎重になってしまい、腰が重くなってしまう。 

募集を出したとしても、結果的にそれなりに厳しい採用条件が仇となり人が来ない。 そんな状況がよく起こっているような気がしています。

そんな時、フリーランスのエンジニアは小回りの利くエンジニアとして割と重宝されます

企業側からしたら採用コストがかからないことや、プロジェクト単位でお任せできること、さらにはタスクを細分化して部分的にお願いできるなど、企業側にとってはメリットの大きい存在だからだと個人的には思っています。

人が足りてないからといって知り合いでもないには頼みづらい

逆の立場だったとしてもこれは言えることですよね。 

日本では「リファラル採用」という、実際にその会社で働いている人がその知り合いを紹介してもらい採用する形の採用方式が積極的に行われています。

この採用方式が流行っているということは、企業としてはやはり最初は信頼ベースでお仕事を依頼したいのかなと思います。 

この「知り合いの知り合いならきっと大丈夫」という考え方が、自分のクライアントが新規顧客を紹介してくれる鍵になっていると思うのです。

仕事を紹介されやすくなるコツ

エンジニアとして技術力を磨くことはもちろんのことですが、個人的にはそれ以外に「人脈づくり」と「丁寧に仕事をすること」が大切だと感じます。 その上で私が心がけていることをいくつか記録しておきます。

仕事がありそうな場所には積極的に顔を出す

ずっと家で開発していても新規の顧客を開拓することは難しいと思います。

そこで私は仕事が転がっていそうな場所、または仕事を紹介してくれそうな人(私の場合はデザイナー、エンジニア、ディレクター、プロジェクトマネージャー といった職業の方々)が参加しそうな場所に、積極的に顔を出すようにしています。

例えば、 

  • Web 系のイベント
  • カンファレンス
  • コワーキングスペース
  • ハッカソン
  • もくもく会
  • 同業者が集う飲み会

など。

これ以外にも大人数が参加するイベントでは、相対的に仕事を紹介してくれる確率が高くなりますね。

たまたま入ったBarで仲良くなった人が実はビジネスの種を持っていたり、同窓会で久しぶりに会った古い友達が仕事の相談をしてきたり。仕事のチャンスはいつどこに転がっているかわかりません。

そういった機会を増やすためにも、少しでも仕事が紹介される機会がありそうかな?と思った時は、面倒くさがらず積極的に参加することを心がけています。

また、 その際は次のことを徹底しておきます。

名刺をいつも持ち歩く

前述の通り、本当にいつ何時仕事のチャンスが訪れるかわからないんです。

私が今までに経験した中では、意外にもこんな場所で仕事の相談を受け、名刺を交換したことがあります。

  • 友人の結婚式の喫煙所
  • コワーキングスペースのゲーム大会
  • 海外旅行先で仲良くなった人と路上で

こんな時に「ああ、名刺を持っていればよかったです!SNSで。。」なんてことになると、仕事につながる確率が減ってしまうんじゃないかなと思います。

ですので、名刺は常に持ち歩く。なんなら私は、外行きのカバンのポケットにいつも名刺ケースが入っています

もしまだ個人事業主としての名刺がないのであれば、オンラインのサービスなどでサクッと作ってしまいましょう。私はたくさん配るので、コストパフォーマンスの良いラクスルで作ってます。

実績がすぐに分かるようにしておく

自分が今までにしてきた仕事やスキルセットなどがパッとわかるようにしておくと、新しく繋がった知り合いや仕事を相談しようか迷っている相手は、すぐにそれを検討材料にできますよね。

ポートフォリオサイトがあれば自分の実績を常に公開しておくことができ、 名刺などに URL や QR コードを載せておけば、名刺交換をした際などにすぐに相手が確認することができます。

私はポートフォリオサイトの URL を名刺に書いておいて、名刺交換をした際に相手が見てくれた時は、自分の最近の実績と頑張って屋号くらいは覚えてもらうようにしています。

得意分野を覚えてもらう

自分の仕事の範囲内で何か一つ武器になるような得意分野を持っていると、紹介が得られやすくなると思っています。

私は Webエンジニアですが、中でも「アニメーションやインタラクションの実装」を得意としています。

こうすることで自己紹介をするときに覚えてもらいやすくなります。

また、仕事を紹介する側が「誰にこの仕事をお願いしよう?」となった時に、もし自分の得意分野がその仕事の内容とマッチしていれば白羽の矢が立ちやすいのです。

なので私は、クライアント側が「この仕事はあの人に任せれば大丈夫だ!」と思えるような得意分野を積極的に周囲にアピールするようにしています。

丁寧な仕事を心がける 

これはリピーターを増やす上で大切なことだと思います。

どんなに技術が長けていても、どんなに仕事のスピードが速くても、連絡がずさんだったり、成果物の品質があまり良くなかったりすると、クライアント側としては不安になります。

特にフリーランスは杜撰な仕事をしてしまうと自分自身のブランドに直結します。ましてや「これだからフリーランスはやめておけばよかった・・・」なんて言われかねません。

逆に丁寧な仕事を心がけていれば、「あの人にお願いしておけば安心して任せられる」となり、一つ仕事が終わった後でも次の仕事を相談されたりします。

さらにはクライアントが別のクライアントに安心して紹介しやすくなり、結果的に新しい仕事が舞い込んで来るきっかけとなります。

SNSで定期的にアウトプットする 

SNS で直近で携わったお仕事などを積極的にシェアするようにしています。

こうすることで「営業中ですよ」というアピールにもなりますし、もし自分が作ったウェブサイトを公開できるのであれば、 技術や得意分野のアピールにもなります。

どの SNS で発信するかは自由だと思いますが、私はビジネスでお会いした方々とは Facebookの個人名で繋がっているので Facebook で公開するようにしています。

もし仕事がない状況が不安なら

フリーランスに特化したエージェントに登録しておいて、定期的にお仕事を紹介してもらうという手もあります。

例えばレバテックフリーランスでは、相談・登録が無料なので、登録だけしておいて条件の良い仕事が見つかったら受けるという使い方もできます。

レバテックフリーランス

世の中にどんな仕事が転がっているかの調査にもなりますので、登録しておいてまず損はないかと思います。

まとめ

まだまだフリーランスとしてはひよっこの私ですが、これらを意識することで定期的に紹介を受けながらお仕事に恵まれた状態になりました。

仕事を紹介されやすくなるコツ

仕事がありそうな場所には積極的に顔を出す
名刺をいつも持ち歩く
実績がすぐに分かるようにしておく
得意分野を覚えてもらう
丁寧な仕事を心がける
SNSで定期的にアウトプットする

この記事が参考になれば幸いです!

ではでは。